昨年(令和元年)8月3日から開催された書展に関しご報告いたします。
振り返るにこの年は本当に色々ありました。春の練成会、勉強会、そしてオーストリア海外展にレセプションパーティーへの参加。息をつかせぬタイミングで三十回記念展です。個人としても初の大作ということで師から鼓舞されながら何とか出せた具合です。思い返すと、駆け抜けるようでした。そして年の瀬に師の急逝。
運営の叔父さん(松里鳳煌)は大変だったようで、会場が決まらず苦労したいたという話を聞きました。与えられた状況や代表の意向、エージェント側の都合との折り合いがつかず、次々と予定が変わりました。私も意見を求められ考えを述べた記憶があります。そして迫る渡欧。
でも最終的には当初より望んでいた 東京芸術劇場5F展示ギャラリー1 での開催が決まります。
8/2日の丸1日が準備日として設けられ弟子総出で会場設営。普段は座って眺めている先生も陣頭指揮に立ちます。
入口に叔父が用意した海外での活動報告が写真で並びお客様をお出迎え。そこから、オーストリアの交流作家による作品が14点並ぶ。続いて、泰永会の先師にあたる川村驥山先生、井野大雲先生の色紙作が展示され、永久会員である森寛翠先生、石丸茹園先生、本名洗心先生の作品が。そこから現行会員の作品群へ。
私の作品は大作を集めた最終フロアのココ!!
偶然にも母のすぐ近く。
これが私の作品です。
海外展しかり本展しかり。このような機会を与えて下さった野尻泰煌先生には感謝しかありません。父に連れられお菓子欲しさに書を書き始めた6歳の幼き頃からは想像だに出来ませんでした。先生ありがとうございました。